大学単位認定！ミッション型の海外インターンシッププログラム

2020/03/03 大学・法人

外語大学の学生グループがカナダ・バンクーバーで1週間のミッション型のインターンシップに挑戦しました。

インターンシップというと会社へ赴き業務を手伝ったりなど実務を行うようなイメージがありますが、そのようなインターンシップでは短期の場合お客様扱いで終わってしまったり、データ入力やファイル整理など雑用に終始してしまい「あれ、何を学んだんだろう・・・？」「これではアルバイトと同じでは・・・？」と思ってしまうことも少なくありません。

そこでJAN-Linkが提供しているのが、ミッション型のインターンシップです。

ミッション型のインターンシップでは、実際に企業が抱えている課題の解決策提案をミッションとして与えられ、自らのリサーチを基に導き出した案を企業担当者へプレゼンします。実際に社会に出たときに求められる「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」を磨くインターンシッププログラムです。

まずは初日、ファシリテーターから経産省が定める「人生100年時代の社会人基礎力」やグローバル人材としてのマインドセット、目標管理についてのオリエンテーションの後、1つ目のミッションが発表されました。

ミッション1　
カナダ人の”仕事に対する意識”を年代別、男女別にトータル75人以上からアンケートを取り、生の声をベースに報告せよ！

「カナダ人75人からアンケート･･･！？」と一瞬驚いた様子の参加者でしたが、チームで行動計画を練り街へ繰り出していきました。

朝は英語で75人以上に話しかけてアンケートとるなんてという顔をしていた皆さんですが、規定以上の人数から調査し、しっかりと内容をまとめてプレゼンに挑みました。

ファシリテーターからフィードバックをもらい、良かったところは自信に、改善できる点は次のミッションに繋げます。

2日目、このインターンシップの目玉である、カナダ現地企業からのミッションに挑戦します。

バンクーバー現地貿易会社でリードセールスを務める市川さんからのミッションです。

ミッション2
フードデリバリーサービスの動向を調査し、300人以上への調査を基に今後の新しいマーケティングプランを提案せよ！

決して簡単なミッションではありませんが、短い時間で前日のショートミッションをやり遂げた達成感もあり”300人”という数字にも「できそう」という感覚をもったようです。

4日間かけて挑む企業からのミッションですが、毎日夕方にリフレクション（内省）を行い、今日の良かったところ・もっと良くなるところ・明日チャレンジしたいことを個人で振り返った後にグループで共有します。リフレクションで参加者から出てきた言葉を汲んで、「PDCA」「タイムマネジメント」「０ベース思考」「ゴール設定」「アクションプラン」「成果をあげるためには？」等ファシリテーターからフィードバックを行います。

また、翌朝には前日のリフレクションを元にその日の行動計画を練り直してまた街へリサーチに出たり、結果をまとめプレゼンへの準備に取り掛かります。

最終日、本番直前まで資料を改善し練習を続け、ついに企業への課題解決策提案のプレゼン本番です。

始まる前は緊張した様子でしたが、いざ始まると調査結果やそれに基づく改善案を堂々とプレゼンしていたのがとても印象的でした。

ミッション出し手である市川さんからもひとつひとつの案にフィードバックを頂き、調査結果は持ち帰って活用いただけるとのことでした。

過去の参加グループでは実際に企業でそのまま提案が採用されたり、一部変更して採用された例もたくさんあります。

最終リフレクションのおわりに、チームメイトへ感謝の手紙を書き交換します。

向上心があり、明るさと諦めない心を持つ若きグローバル人材の卵3人組でした。今回のJAN-Linkのインターンに参加いただいた学生さんたちが日本を代表するグローバル人材として活躍するニュースを耳にする日が楽しみです。

ミッション型のインターンシップは、団体のご希望にあわせて期間や内容、英語と日本語を混ぜた形や英語オンリーなど、細かくカスタマイズいただくことができます。

今回のグループはミッション型インターンの前にカナダの児童施設での2週間のインターンを含めて計3週間の大学単位認定プログラムでしたが、このように前後に他のインターンプログラムや海外の大学生とのPBLなど他のプログラムと組み合わせていただくことも可能です。

是非一度お問い合わせくださいませ。