医療通訳講座で通訳者の心得を身をもって実感
2024/04/18医療通訳サーティフィケートプログラムは実際にバンクーバーのクリニックにて日英の通訳者として医療現場に携わっている有資格者による医療通訳の入門講座で、オプションとして2週間の体験研修(インターン)を行うことも可能です。プログラムに参加されたAさんの体験談をご紹介します。
私は日本では歯科衛生士として働いており病院勤務とは少し分野は異なりますが、自分自身が病院を受診した時に医療通訳のことを知り、日本でも活かせるのではと思いこのプログラムに参加しました。
座学では、月~水曜日は日本人講師によるテキストに沿った内容で、内科・皮膚科・整形外科・眼科等の主な症状、病名、身体のパーツを英語でなんと言うかなどを学びました。木曜日はカナディアンの外部講師の方が来られ、習った医療英語を使ってロールプレイで練習します。
私は医師や看護師ではないので、病名や部位など日本語でも分からないこともあり、聞きなれない専門用語は覚えるのが大変でしたが、それ以上に、診察の際に患者さんとどのようなやり取りがあるのか、どういった点に注意が必要かなどを身をもって体験することができ、とても勉強になりました。
また、医療通訳者としてだけでなく、自分が体調が悪い時の伝え方や、誰かをサポートするときの質問内容や聞き方など、日常生活にも役立つ言い回しや単語の知識もつけられたので良かったです。
通常は歯科分野の講義は扱わないようですが、私が参加した期間の受講生は一人だったのもあり、講師の方の提案で歯科分野の内容も授業に組み込んでロールプレイも考えてくださいました。とても柔軟に対応して頂き感謝しています。
実習では、患者さんからパスポートなどの書類をお預かりしてご案内したり、許可を得て診察の見学もさせて頂きました。検査や理学療法などの予約が入っていたら、スタッフの方ともスケジュールを相談して、それも見学に行かせて頂き、色々な場面で患者さんと医療従事者のやり取りを実際に見ることができたのはとても有意義な時間でした。日本で仕事復帰した時に今回学んだことを活かせるのが楽しみです。
カナダで医療通訳を学べる機会はとても貴重ですね!素敵な体験談を共有していただきありがとうございました!
Aさんの日本での活躍を楽しみにしています♪