資格取得留学

May 18, 2012

カテゴリー:カナダ:資格取得留学

資格取得医療通訳インターンシッププログラム:小暮 早弥香様

 

 

 

 

 

 

私は、日本では2年間心臓血管外科病棟の看護師として働いていました。小学生の頃から英語や海外に興味があり、大学在学中に1年間ワーキングホリデーでオーストラリアに滞在したことがあります。その経験から約6年間は看護の道に集中していましたが、「またいつか英語圏で生活がしたい」、「自分の英語力を趣味や楽しみの域から仕事の域へ伸ばしたい」という次の目標と夢が時間の経過とともに大きくなっていました。2年間の病院勤務が終わる頃、その思いが強い思いに変わり、カナダへの留学を決心しました。

 英語圏から離れて約6年のブランクがあったので、ESLに6週間通うこととホームステイで生活することで英語に慣れ、少し自信がついた頃に、エージェントの方にこのコースの存在を教えていただきました。「私の夢と仕事がつながるかもしれない」という気持ちで期待とやる気を抱えてコースを受講しました。

 コースは3週間の座学と75時間のインターンシップで構成されています。座学では、体の各部位の名称から疾患名や通訳で求められる医療関連用語や会話など、短時間ではありましたが多くの専門用語に触れました。日本のカルテで使われる用語や医療者の使う特別な用語の由来なども学べ、興味深いものがありました。また、ロールプレイングの授業では、カナダ人の先生によるレッスンも含まれています。クラスは最大4人までの少人数制ですので、先生が個人の特徴や英語力を考慮して対応してくださいます。インターンシップにそのまま生かせるだけでなく、自分の生活で直面するような場面もあり、英会話の自信につながりました。

 インターンシップの経験は、私にとって大きなやりがいと収穫がありました。私は、クリニックの日本語通訳サイドと一般(英語)クリニックのMOA(Medical Office Assistants)サイド、薬局の3ヶ所でインターンをさせて頂きました。通訳士さんの実際の通訳現場の見学を通して、患者さんとドクターとの間をつなぐ大切な架け橋である存在の大きさを知りました。海外の地での突然の病気や怪我で不安にしている患者さんに言葉をかけ、優しい表情で対応できるようになるにはたくさんの知識を経験が必要とされると感じました。MOAサイドでは、実際にクリニックを訪れる現地や日本以外の国からの患者さんの受付対応やカルテ整理、診療準備などを行います。英語だけが飛び交い、聞き取りと伝えることに集中する必要があり、緊張の連続でしたが、英語の難しさや自分の英語の課題もみつけることがありました。このインターンシップでは、現場に出てみることで、授業で得た知識を頭に閉じ込めず、的確に引き出せる引き出しに整理することができたと思います。

 コース全体はあっという間に過ぎて行きましたが、日本語通訳士さんだけでなく、MOAや薬剤師の方をはじめ、多くの職種の方とも触れ合える貴重な体験でした。カナダの医療事情は日本とは大きく異なります。その制度や実際を総合的に体験できるコースでもあると思います。

 帰国後は、まもなく外国人も受け入れる国際病院への病棟看護師としての勤務が決まっています。今回の経験で、私の医療の道と英語への夢を結ぶことができたと感じています。両者のつながりはほかの場面でも多くあるとは思いますが、まずはこの経験を臨床で生かすことが私の次のステップだと思っています。このコースを通してまた自分の新しい夢や課題もでき、貴重な時間を過ごすことができました。コース全体を通して関わっていただいた方々に深く感謝いたします。